【ジェネシス通信 vol.10】五十肩・四十肩で悩まれている人必見！ その原因は肩じゃないかも！？

コロナの影響もあり、リモートワークが普及したことによるデスクワーク時間の増加で、長時間背中が丸まった姿勢や、同じ姿勢を取り続けることが多くなってきたのではないでしょうか？

そうなると出てくる問題が、五十肩や四十肩です。

この問題に悩まれている人の多くは、名前の通り「肩」に注目されていると思いますが…

実は根本的な原因は肩ではなく

前鋸筋(ぜんきょきん)の機能不全が大きく影響している可能性があります！

この前鋸筋というものは、一般にはあまり知られていない筋肉だと思いますが、肩甲骨を安定化させて腕を上げる動きをスムーズに行うためにとても重要な役割を果たす筋肉なんです！

この働きにより、肩甲骨と腕の骨(上腕骨)の動きを連動させる「健康上腕リズム※」が形成され、スムーズな腕の挙上が可能になります。

※肩をスムーズに動かすためには、腕の骨（上腕骨）と肩甲骨が連携して動く必要があります。これを「健康上腕リズム」といいます。

しかし、前鋸筋が上手く使えず硬直や弱化が生じると、肩甲骨の正常な動きが阻害されてしまいます。

結果として、肩甲骨の動きが制限され、肩の関節全体の可動域が狭まり、骨（肩峰と上腕骨）の間で腱などの組織が挟み込まれることで、痛みや炎症が生じます（これを肩峰下インピンジメントといいます）

このような状態を改善するためには、まずは前鋸筋をしっかり動かし、使う感覚を身につける必要があります。

具体的なエクササイズとして、以下の方法が有効です💡

①

②

これに加えて、正しい姿勢の維持や、デスクワーク中の休憩時に肩甲骨を意識した動きを取り入れることも大切です。

これらの対策が、前鋸筋の柔軟性と筋力を改善し、健康上腕リズムの正常化を促し、結果として五十肩・四十肩の症状緩和につながると考えますので、腕が上げずらい・上げると肩が痛いという方は、是非試してみてください😊