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【ジェネシス通信 vol.20】タンパク質取り扱い完全ガイド/第1部:不足の誤解と適正量

2026/06/11

「タンパク質不足」は本当?現代人とプロテインの正しい関係|タンパク質取扱い完全ガイド第1部|GENESIS GYM神戸東灘区住吉
🔬 タンパク質取扱い完全ガイド

「プロテインを飲んでいるのに
効果がない」…原因は量じゃない

現代人のほとんどはタンパク質の摂取量に問題はありません。体が変わらない本当の理由は「消化・吸収機能」にあります。

GENESIS GYM 神戸東灘区住吉|パーソナルトレーナー監修
第 1 部

「タンパク質が足りていないから体が変わらないんです」——パーソナルトレーニングのカウンセリングでよく耳にする言葉です。しかし神戸市東灘区住吉のGENESIS GYMで多くのクライアントを見てきた経験から、ある確信があります。

タンパク質が体で使われていない本当の理由は、「量が少ない」からではなく「消化・吸収できていない」からかもしれません。プロテインシェイクを毎日飲み、鶏むね肉を毎食食べているのに体が変わらないなら、まず疑うべきは摂取量ではなく消化機能です。

📌 この記事でわかること
  • 「現代人はタンパク質不足」という情報が半分誤解である理由
  • 5人に1人が抱える「消化・吸収」の問題とその影響
  • タンパク質の過剰摂取が引き起こす意外なリスク
  • 体重・活動量別の正しいタンパク質摂取量の目安

❌ 「現代人はタンパク質不足」という誤解

SNSや健康雑誌では「タンパク質が足りていない現代人」という情報が溢れています。しかし、これは大きな誤解を生みやすい表現です。

実際のデータを見てみましょう。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、タンパク質の摂取比率はここ数十年間ほぼ変化がありません。

三大栄養素の摂取比率の推移(全年齢平均) 1950年代 炭水化物 約80% P 10% F 2019年(全体) 炭水化物 約52% P 14% 脂質 約28% 20〜30代 炭水化物 約40% P 14% 🚨 脂質 約42% 💡 タンパク質の比率は50年以上「13〜15%」でほぼ変わっていない! 問題は「炭水化物↓・脂質↑」の変化にある 炭水化物 タンパク質(P) 脂質(F)⚠️増加傾向

出典:国民健康・栄養調査データをもとに作成

見てのとおり、タンパク質の摂取割合は50年以上、13〜15%をほぼ一定で推移しています。100年前と比べると、畜産業・養殖業の発展により、むしろタンパク質は豊富に手に入るようになっています。

⚠️「現代人はタンパク質不足」が誤解を生む理由
  • 摂取量そのものに問題のない人が大多数(13〜15%の摂取比率は継続)
  • 「摂取量が足りない」と「消化・吸収できていない」は全く別の問題
  • プロテインの摂取量を増やしても、消化機能が低下していれば意味がない
  • 過剰摂取はむしろ疾患リスクを上昇させる報告が多数ある
📄 国民健康・栄養調査(厚生労働省):タンパク質摂取比率は長年13〜15%を推移

⚙️ 問題は「量」ではなく「消化・吸収」にある

では、なぜ「タンパク質が体で足りていない状態」になるのでしょうか。その答えは消化・吸収機能の低下にあります。

どれだけ良質なタンパク質を食べても、胃で消化され、小腸で吸収されなければ体内では利用されません。そして現代日本では、この消化・吸収機能に問題を抱える人が急増しています。

約20%
胃・十二指腸の
慢性症状を持つ人口
10〜20%
過敏性腸症候群(IBS)
の推定有病率
5人に1人
消化・吸収機能に
問題を抱える人
タンパク質の消化・吸収プロセスと問題発生箇所 ✅正常 タンパク質 食事・食材 ペプシンで分解 小腸 アミノ酸に吸収 血液・全身 筋肉・酵素・ホルモン ✅ 体で活用! 代謝・筋合成 ❌問題あり タンパク質 食事・食材 ⚠️ 胃酸・酵素不足 消化不良・腹部膨満感 小腸 ⚠️ 吸収機能低下 IBS・下痢・便秘 体内不足 使えない状態 ❌ 効果なし 体は変わらない 💡 プロテインを増やす前に「消化・吸収機能」を整えることが先決!

タンパク質は消化・吸収されて初めて体内で機能する。食べるだけでは不十分。

消化・吸収機能が落ちているサイン

⚠️ こんな症状が続いていませんか?
  • 食後に腹部が張ったり、ガスが溜まりやすい
  • 食後1〜2時間で強い眠気・だるさが出る
  • 便秘・下痢を繰り返す、または軟便が続く
  • 食欲がわかない、吐き気がすることがある
  • タンパク質をしっかり摂っているのに筋肉がつかない
  • 慢性的な疲労感・肌荒れ・爪が割れやすい

→ これらは消化・吸収機能が低下しているサインかもしれません。第3部で改善方法を詳しく解説します。

📄 機能性消化管疾患(FD):日本人口の約20%に慢性症状(国内疫学調査より)
📄 過敏性腸症候群(IBS):有病率10〜20%、近年急増(日本消化器学会ガイドライン)

🚫 タンパク質の「過剰摂取」が引き起こすリスク

タンパク質は重要な栄養素ですが、「多いほど良い」は完全な誤りです。体の設計として、必要量以上のタンパク質は処理コストがかかり、身体に負担を与えます

アンモニア産生とエネルギー消費

タンパク質が代謝される過程で、有害物質のアンモニアが発生します。このアンモニアを無害化するために肝臓が尿素回路を回しますが、これには相当なエネルギーが必要です。タンパク質を過剰摂取すると、「消化に使うエネルギー > 得られるエネルギー」という逆転現象が起き、慢性的なエネルギー不足につながることがあります。

疾患リスクの上昇

⚠️ 研究で報告されているリスク
  • 総摂取カロリーの20%を超える高タンパク食を習慣化すると発がんリスクが増加
  • 高タンパク食・高脂質食は肝臓・腎臓への負担が増し「糖新生」が亢進
  • 筋肉部位(ロース・バラなど)のみを食べ続けるとアミノ酸バランスが崩れる
  • メチオニン・システイン・トリプトファンの偏りが甲状腺機能低下につながる可能性
📄 タンパク質摂取比率が20%超で発がんリスク増加(Food Funct. 2016;7(3):1251-65)

「身体の構成成分≠食べるべき量」

「体の水分を除くと一番多いのがタンパク質だから、たくさん食べなければいけない」という考え方は誤りです。草しか食べない牛が筋骨隆々であるように、食材の構成成分と理想の食事比率は全く別の話です。身体でどう使われ、どれだけ排出されるかを総合的に考える必要があります。

💡 大切なのはバランスと総合的な栄養
  • ✅ タンパク質を「材料」とする筋肉合成には、炭水化物・ビタミン・ミネラルも必要
  • ✅ エネルギーを作る酵素自体もタンパク質でできているが、酵素が働くには補酵素(ビタミン・ミネラル)が必要
  • ✅ 「プロテインだけ」「肉だけ」の食事は栄養の偏りを招き、むしろ代謝を下げる

✅ 体重・活動量別「正しいタンパク質摂取量」

それでは、具体的にどのくらいタンパク質を摂ればいいのでしょうか。厚生労働省の基準では「全エネルギーの13〜20%」とされていますが、体重とグラム数で考える方が実用的です。

活動量別 推奨タンパク質摂取量(体重1kgあたり) 活動レベル 推奨量(体重1kgあたり) 60kgの場合 デスクワーク中心・ほぼ運動なし 軽い散歩程度の日常活動 0.8〜1.0 g/kg 48〜60 g/日 週1〜3回の軽いジム・スポーツ ウォーキング・軽度の筋トレ程度 1.0〜1.4 g/kg 60〜84 g/日 週3〜4回の中程度の筋トレ 一般的なジム通い・ダイエット目的 1.4〜1.6 g/kg 84〜96 g/日 週4〜5回・本格的な筋肥大トレーニング 増量・ボディメイク本格化 1.6〜1.7 g/kg 96〜102 g/日 ⚠️ 全体カロリーの20%(高タンパク食)を超えないように注意。 まずカロリースリムなどで現在の摂取量を確認することをお勧めします。

日本人の食事摂取基準・各種研究をもとにGENESIS GYM神戸が作成

理想のPFCバランス

タンパク質の量だけでなく、三大栄養素全体のバランスが重要です。神戸のパーソナルジム・GENESIS GYMで栄養指導を行う際に基準としているバランスは以下のとおりです。

栄養素 理想の比率 現代平均(20〜30代) 方向性
炭水化物 50〜60% 約40%(不足) ↑ 増やす
タンパク質 13〜20% 約14%(ほぼ適正) → 維持(質を上げる)
脂質 20〜25% 約42%(過剰) ↓ 減らす
💡 タンパク質の「量」より先にやること
  • 脂質を減らす(揚げ物・炒め物・植物油の使い過ぎを見直す)
  • 炭水化物を適切に増やす(玄米・芋類・果物など食物繊維豊富なもの)
  • 消化機能を整える(詳しくは第3部で解説)
  • タンパク質の種類を多様化する(肉・魚・卵・大豆・乳製品をバランスよく)

📝 第1部まとめ

  • 「現代人はタンパク質不足」は誇張された表現 摂取量は50年以上13〜15%で安定。問題のほとんどは「消化・吸収」にある。プロテインを増やす前に消化機能を疑うこと。
  • 5人に1人が消化・吸収機能に問題を抱えている 胃・十二指腸疾患が人口の約20%、IBSが10〜20%。食べても吸収されなければ体では使えない。
  • 過剰摂取は危険。全体カロリーの20%が上限の目安 アンモニア産生・肝腎への負担・疾患リスク上昇が多数報告。「多いほど良い」は誤り。
  • 理想は体重×0.8〜1.7g(活動量による) デスクワーク中心なら60kgで48〜60g/日。本格的な筋トレなら96〜102g/日が目安。
  • PFCバランスを整えることが最優先 現代人は炭水化物不足・脂質過剰。タンパク質はほぼ適正量摂れている。バランス全体を見直すことが先決。
👉 第2部のテーマ

では、実際にどの食品からタンパク質を摂ればいいのか?肉・魚・卵・大豆・乳製品それぞれのメリット・デメリット、そして「赤身肉」「加工肉」「大型魚」に潜む注意点を科学的に解説します。

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📍 神戸市東灘区住吉本町 1-7-8 アバニティ住吉2F
☎ 078-862-8788
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